鹿大祭が盛り上がる中、同時開催中の「小さなアリの大きな世界」展。
今日は昆虫写真家の栗林慧先生がお見えになり、「小さな生命を撮る」という
市民講座がありましたので、長男と2人で聴きに行きました
あっという間に満室
始めは“写真家”としての歴史を、カメラ(レンズ)の事を交えながらお話しされ、
次にその先生が独自に開発したすばらしいカメラで撮影した
“クリビジョン”を使っての小さな生命、バッタやカマキリなどの視点からの映像を
たっぷり見せていただきました。
スクリーン横で解説中の栗林先生
その後はスライドショーで、それぞれの写真のエピソードを交えて、
身近な昆虫から日本のアリ、外国のアリまで説明してくださいました。
背も高く、70歳には見えません。
お話の中で、何度もいろんな種類のアリに咬まれた話をされていましたが、
とにかく好きじゃなければできないなぁと思いました。
やはり未知のものに対して「誰もやってないのなら、自分がやってやる」という
執念、努力、忍耐力、それすべてを含む探究心がすばらしいと思いました。
栗林先生は雲の上のような存在ですが、お声は柔らかく、
人を安心させるような語り方でしたので、きっと虫たちも心を許してしまい、
撮影モデルになっちゃうのかなぁ…なんて思います
とにかく、興味を持つこと。好奇心を失わないことが大事なんですね
いくらテクニックがあっても、その虫を知らなければ「その虫らしさ」を
表現できません。先生の作品は、虫を知り、独自に開発した
オリジナルレンズで、誰も考え付かなかった世界を表現しています。
新たな発見、感動がそこにあります
今までは「採りたい!」だけで、逃げる前に網を振る、採る!だけでしたので、
これからは採る前に、少しだけでもその虫の様子を観察し、
できればシャッターを押してから、採集していきたいです。
最後に長男が「質問コーナー」でトンチンカンな質問をしてしまい、
先生を困惑させてしまいましたが、
そのおかげでチョウの専門家である福田晴夫先生とも思わず
ミニセッションすることができ、結果でした。
講演が終了してからも、栗林先生とは間近でお会いし、
今回のパンフレット裏にサインも頂きました。
なんとツーショット写真まで撮らせて頂きました
今回の出会いが私たち親子にとっても何かしらプラスになったと思います
息子は何を感じたでしょうか…。
「先生に質問できたのが嬉しかった」と言っていましたので、
内容のことは別として、手を挙げて挑んだ姿には花丸をあげたいです
これからは「小さなアリの大きな世界」にも目を向けていきたいな
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