先日、次男が「(科学のアルバム)カイコ まゆからまゆまで」(岸田功著)という
本を図書室から借りてきていました。すごくいい本です
それを見て思い出した(ちょっとお蔵入りしていた)ストック画像をご紹介します。
カイコではないけれど、同じヤママユ蛾のシンジュサンの繭。
春休みの終わりごろ、羽化した後の繭がどうなっているのか知りたくて、
解剖?してみました。どうやって、どこから出てきたのか不思議でならなくて…。
脱出口はおそらくココなのです
クロガネモチの葉は、ほとんどが落葉してしまいますが、葉の形に沿って繭が作られ、
葉が落ちないように枝のところから糸が巻き付いている感じがします。
どうしてもこの「脱出口」を覗いてみたかったので、横に割ることにしました。
乾燥した葉の裏から切り込みを入れます
きれいに葉だけ、ポロッとはずれました
本当に葉の形通りに繭が作られています。そしてとっても固いのです。
今度は繭本体を切っていきます
パカッ
中からは立派な蛹の抜殻(約2センチ、意外と小さい)と、
蛹になる前に最後に脱ぎ捨てたクシャクシャの皮が出てきました。
パカッと開いたところから脱出口を覗いてみましたが、やっぱりよく見えません
結局、つまようじを入れてみると、かなり余裕で通すことができました。
つまようじの先には、羽化の際に残されたものか?微毛がたくさん付きました。
カイコの場合、中から粘液のようなものを少しずつ出して、
繭を柔らかく濡らしてから出てくるそうです。
シンジュサンもそうだったのかな?
羽化してくるシーンを見逃したので、残念でした
しかし、カイコの繭は柔らかそうだけど、シンジュサンの繭はカパカパで固かった
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