朝、娘の登園時に通る道で見つけたモンシロチョウです
朝の光を浴びて、これから元気よくあちこち飛び回るんでしょうね
最近はようやくモンシロチョウをよく目にするようになりました。
しかし、実はあるチョウが気になっています
「モンキチョウ」…。
今まで普通に春先から、菜の花畑や草原で、
モンシロチョウのように見かけたチョウなのですが、
今年はまだ1回も見ていません なぜだろう
私が出会っていないだけだとは思うのですが、とても不思議です。
モンキチョウはモンシロチョウとキチョウの中間のような色柄をしています。
なので、採った時に「モンシロかと思ったらモンキか!」と思うことも…
モンキチョウには白色型もいるんです。
チョウのことはあまり詳しくありませんので、何とも言えませんが、
今年の春はモンシロが少ないと言われていました。でもモンキはもっと少ない?
何かご存知の方、いらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい
少し不安になってきました 今後も注意しておこうと思っています
娘の用事で、午後から鹿児島市上福元町に向かいました。
お天気も良く、今の時期ならルリカミキリに出会えるはず…そんなことを考えながら…
(去年は5月15日に川辺で見つけています。)
以前O先生から民家の垣根によく使われている(ベニ)カナメモチという植物から、
天気のいい日にはルリカミキリが飛び交う…と教えて頂いたことがありましたし、
先日の虫村さんの「虫村の日記」では、もう発生の記事が出ていました。
ならば…と、気にかけてはいたのですが、
今日、そこの駐車場の隣にたまたまベニカナメモチの生垣があったので、
探してみました。「不審者じゃありませんよぉ~」
ラッキーなことに、すぐにここで1頭見つけました
逆光だったので、葉の裏にいたこの個体にフラッシュ撮影→画面で確認
そうこうしていると、2頭目が飛び出してきて、目の前の葉にとまりました。
これを撮影したあと、すぐにまた飛び立って、見失ったと思ったら、
私のコンデジの垂れ下がったハンドストラップにとまっていました。きゃー嬉しい
すると今度は娘が自分の目の高さほどのところで、壁にとまっている3頭目を発見
本当に、こんな民家のところで驚きます
路面に面した家でしたが、生垣は駐車スペースの奥です。
いきなり嬉しかったので、ついついその周辺の3軒も見てみましたが、
いませんでした。最初のここだけ
たった5分くらいで3頭見つけることができたのも、運が良かったんでしょうね。
O先生、虫村さん、私もなんとか見つけることができましたよ 嬉しい
ありがとうございました (長男には自分で学校の行き帰りに探してもらいます
)
ルリカミキリの顔、黒くて小さな目が両サイドに離れているので、
キョトンとした感じで、アゴも小さいし、なんだかとっても可愛いですね
あぁーーー 撤去
先週?だったか、幼稚園の送り迎えの際にいつも通る道で、
街路樹として植えてある1本のクスノキの枝を業者の方がガンガン切り落としていました。
そしてその後、何かの目印のように、胴回りに赤いテープが巻いてありました。
ついに今日、その残った胴体部分=太い木の幹を撤去していました。
土とオガ屑が混じったようなキツイ臭いが周囲に立ち込めていました。
一緒に歩いていたお母さんたちは、ちょっと眉間にシワを寄せて早歩き…
でも、私は中が見たい…
そしてなぜ撤去しているのか知りたい…
横断歩道近くで娘のお友達&ママたちと別れた後、戻って聞いてみました。
可愛そうに、そのクスノキは中が腐れて病気になっていたため、
倒木のおそれがあることから撤去が決まったそうです
見た目にはあまり分かりませんでしたが… 仕方ありませんね。
もう何年もここでたくさんの児童や園児の様子を見守ってきたことでしょう。
安全のためではあっても、きっと明日には何もなかったかのように、
根元から掘りおこしてできた穴も整地され、なくなっているのかも…。
先日のトンボサミット閉会後、藺牟田池の散策をご一緒させていただいた
菊川蜻水さんに「ここにたくさんカメムシがいるよ」と教えていただきました。
急いで行ってみると、茎の部分にビッシリ付いています
ホオズキカメムシのようでしたが、よく見たらツマキヘリカメムシでした。
おそらくここでコロニーを作り、そのまま成虫になって居付いている状態。
交尾個体も多数確認できました
この植物、あとで聞いたらマダイオウというのだそうで、
鹿児島県レッドデータブックでも絶滅危惧Ⅰ類に指定されている
大変貴重な植物だそうです。(春田さん、さすがですね)
また、このマダイオウの根元付近から生えている大きな葉には、
食痕が網目のようについていて、それはコガタルリハムシの仕業ということが
分かりました(写真を撮っておくのを怠ってしまいました。画像がなくてスミマセン
)
以前来たときに、この付近の用水路でゴソゴソしていたのですが、
このマダイオウの葉に、小さいイモムシ系の幼虫がビッシリ付いていたので
なんだろうと思ってはいたんです(なんでその時に撮影しておかなかったんだ…
)
菊川さんと、そんな話をしながら、大きい葉をめくると、その裏には青いハムシが
ビーーーッシリ 仰天でした
菊川さんが素晴らしい写真を撮られたと思いますので、いつかそちらをご覧ください。
このたびリンクもさせて頂きました。(おすすめリンク)→蜻水昆虫写真館
一部採集したコガタルリハムシはこちら。(同定は塚田拓先生←菊川さん)
太陽の下だと、このルリ色がものすごくキレイなんですけどね
しかし、そんな貴重な植物を食い荒らすなんて…、贅沢なハムシです
2011年5月15日に藺牟田池で開催されたトンボサミットに参加。
当日、藺牟田池で観察できた昆虫を忘れないように記しておきます。(備忘録)
※性別、確認数が分かるもののみ、( )内に表示しました。特にないものは複数。
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ベッコウトンボ(1)、クロスジギンヤンマ(♂1)、クロイトトンボ、アオモンイトトンボ、
ホソミオツネントンボ、ハラビロトンボ(♂1、♀2)、シオカラトンボ(♀1)、
ジャコウアゲハ、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン(♂1)、イチモンジセセリ、
ヒメウラナミジャノメ、アオスジアゲハ、
ナナホシテントウ、ドウボソカミキリ(1)、青いハムシ(未同定)、キボシルリハムシ、
ルリチュウレンジ、ミツバチ、ヤナギハムシ(蛹多い)、カメノコテントウ(蛹のみ)、
ツマキヘリカメムシ、ヒラタアオコガネ(1)、ケラ(1)、ヤマトシリアゲ(1)、
ナミアメンボ、ヒメアメンボ、ハイイロゲンゴロウ、ウスイロシマゲンゴロウ(1)、
コミズムシ、ヒメガムシ…以上
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たった1日、しかも短時間でこれだけの昆虫に出会えるなんて、
本当に藺牟田池って素晴らしいですね
上記以外にも気づかないだけで、もっといろんな種類がいたはず
親子で採集活動もしていますが、この日は観察が多かったです。
なんだか「採集」するって何だろう?と思えてきました
観察したり、比較したり、記録として残す意味のある活動だと思っていますが、
これだけの自然の中にいると、生き物の生命力というか可愛さに、
ただただ癒されるだけ…そんな気分です
トンボサミットが閉会してから、帰る前に藺牟田池近くに最近造られた
ビオトープを見に行きました。
関係者の方と、ほとんどは鹿昆メンバーです
以前訪れた時よりも、ものすごく出来ていて驚きました
まだ水を入れて2週間ほど?あっという間に何種類かの生き物を確認
小さな丸い方の池には、イトトンボがいたのでみんなで見ていると、
これ見よがしにクロスジギンヤンマが旋回してきました(撮影できず
)
おたまじゃくしにハイイロゲンゴロウや、ヒメガムシもウロチョロしていました
虫の隠れ家や産卵に役立つ草も入れてあり、いい感じです
まだできたてホヤホヤの人工池ですが、そのうち周辺の自然と溶け込んで、
もっといろんな昆虫の安らぎの場となればいいなと思います
うまくいけば、ベッコウトンボもここで増えてくれるといいですね
薩摩川内市、藺牟田池で行われた「第22回 全国トンボ市民サミット」に
参加してきました(2011/5/14~15の2日間 開催、私たちは15日のみ)
藺牟田池のトンボといったら、まずはベッコウトンボです。
今年は昨年に引き続き、発生数がかなり減少しているようですが、
この地でこのサミットが開催されることを、みなさん誇りに思ったのではないでしょうか。
会場には250席入るホールに、立ち見がでるほどの賑わいぶり
昨日からの人数を含め、2日間で300人以上の参加があったそうです。
いつもお世話になっている成見先生の基調講演もありました
(残念ながら成見先生のいい写真が撮れなくて=ブレブレ…すみません)
いつもながらのユーモアたっぷりのお話、鹿児島の素晴らしさを熱弁
そして初めて見ました動画によるベッコウトンボの羽化シーンと産卵シーン。
羽化は4時間半かけて撮影されたそうで、それを倍速で8分間にまとめたもの。
もうこれを見れただけでも感激でした
それから、最近鹿昆にも入会された、ベッコウトンボを保護する会の徳永さんの講演。
藺牟田池にいる外来魚の駆除に4年前から取り組まれていらっしゃいます。
その成果は目覚ましく、最初はブルーギルが99%といった池が、
昨年にはブルーギル38%にまで減少させ、代わりにフナが48%になったそうです。
「やればできる」…それが実践で証明されていて、その功績は素晴らしいと思います。
藺牟田池に対する深い愛が感じられる講演でした
昼食休憩のとき、建物の中から藺牟田池を見下ろすと、
ホテルの中庭にトンボの灯篭がありました。
昨夜はこれに点燈してロマンティックだったんでしょうね
午後からはパネルディスカッション。
日本蜻蛉学会会長の松木氏、NPO法人大分トンボの会の佐藤氏、
鹿児島昆虫同好会の江平氏、いむた池愛好会会長の松田氏の発表。
全国、鹿児島でのトンボの生態(主にベッコウトンボ)、保全活動など。
松木氏の話によると、今の藺牟田池の状況を見る限り、
「今すぐにでも保護活動を始めるべきだ」との声がありました。
昨日、今日と、なんと藺牟田池でのベッコウトンボ確認数は1頭なのです…
最後に、次のトンボサミット開催地=静岡県磐田市桶ヶ谷沼(おけがやぬま)の
代表の方に、旗が渡されました。「来年は静岡で会いましょう」と
閉会式では、コーラス部の方と今回のスタッフ一同が前に出て、
会場の全員で「赤とんぼ」を合唱しました。なんだかすごい一体感が生まれて…感動
ベッコウトンボを保護する会の山元さんが力強く〆の挨拶をし閉会。
トンボだけでなく、自然環境に興味のある方々の熱い思いが詰まった会でした。
参加してとても有意義でしたし、交流も深まってとても楽しかったです
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