シンジュサンの繭を調べる
先日、次男が「(科学のアルバム)カイコ まゆからまゆまで」(岸田功著)という
本を図書室から借りてきていました。すごくいい本です
それを見て思い出した(ちょっとお蔵入りしていた)ストック画像をご紹介します。
カイコではないけれど、同じヤママユ蛾のシンジュサンの繭。
春休みの終わりごろ、羽化した後の繭がどうなっているのか知りたくて、
解剖?してみました。どうやって、どこから出てきたのか不思議でならなくて…。
クロガネモチの葉は、ほとんどが落葉してしまいますが、葉の形に沿って繭が作られ、
葉が落ちないように枝のところから糸が巻き付いている感じがします。
どうしてもこの「脱出口」を覗いてみたかったので、横に割ることにしました。
本当に葉の形通りに繭が作られています。そしてとっても固いのです。
中からは立派な蛹の抜殻(約2センチ、意外と小さい)と、
蛹になる前に最後に脱ぎ捨てたクシャクシャの皮が出てきました。
パカッと開いたところから脱出口を覗いてみましたが、やっぱりよく見えません
結局、つまようじを入れてみると、かなり余裕で通すことができました。
つまようじの先には、羽化の際に残されたものか?微毛がたくさん付きました。
カイコの場合、中から粘液のようなものを少しずつ出して、
繭を柔らかく濡らしてから出てくるそうです。
シンジュサンもそうだったのかな?
羽化してくるシーンを見逃したので、残念でした
しかし、カイコの繭は柔らかそうだけど、シンジュサンの繭はカパカパで固かった
私もあの脱出口の意味不明さに困惑しています。あの胴体が鱗粉を損傷せずに出てこれるのは世界の7不思議にも匹敵しているなと。実際に割ってみたところは科学的ですね。子どもにとっても素晴らしい体験だったと思います!
投稿: 虫村 | 2011年5月14日 (土) 12:03
虫村さま
この解剖?は、ちょうど春休みの最後に姪たちがお泊りにきていた時にやりました。
中学生の姪が特に興味津々でしたよ嬉しかったです
蛹から直接出てくるのとは違い、さらに繭から脱出するのは、どうやっているのか興味深いですよね。
一度そういうシーンをこの目で見てみたいです
投稿: rurin | 2011年5月15日 (日) 00:34
初めてコメントをさせて頂きます。娘 小6が三年生から蚕を飼い始めたのをきっかけに、今も家蚕や野蚕を数種類 飼育しています
虫は苦手でしたが、飼育するうちに、その可愛さや美しさが少し理解できるようになってきました
投稿: 咲麗 | 2011年5月19日 (木) 14:19
咲麗さま
はじめまして。コメントありがとうございます
私も息子が昆虫採集をしたいと言い出すまでは、
なかなか縁遠い世界でした(今はすっかりハマっていますが)
飼育をすると、その生態などが分かり、お世話は大変ですが、
羽化して成虫になったときは感動しますよね
親子で共通した何かを持つことって、素晴らしいと思います
これからも美しい蛾をたくさん育てて下さいね
投稿: rurin | 2011年5月19日 (木) 17:35
昨日忘れかけていた我が家の繭も羽化していました!ハエが出てこなかったのが残念ですw
投稿: かわの | 2011年5月19日 (木) 23:56
かわのさま
羽化おめでとう しかし蛾が出るか、ハエが出るか…でしたね
うちは2つ繭があったので、両方得られましたが
ところでキャンプの申込みは~?その頃また島ですか?
投稿: rurin | 2011年5月20日 (金) 00:10