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今月18日に蛹になったナミアゲハが羽化しました。
蛹化時に糸が外れて落ちてしまい、その後、糸の代わりに
不織布で3ミリ幅の帯をつくり、厚紙に輪を作って挿していました。
翅の模様が透けて見えます。
蛹化から13日目の羽化となりました
このナミアゲハの幼虫は、もとはナガサキアゲハの食草が足りず、
購入した花ゆずの鉢植えに付いていたものでした。すでに終齢。
この鉢植えを購入したのも、ここまで育っている幼虫付きだったため、
安心できたからです。他のナガサキアゲハもすべて蛹になりました
今日は台風の影響もなく、昼間はとてもいい天気で、
私は小学校のバザーの帰り、学校の近くでツマベニチョウを見たり、
キタテハや同じナミアゲハも元気よく飛んで行くのを見かけました。
なので、午後から羽化したアゲハはベランダから飛ばしました。
4歳の娘が指先にとまらせたかったのですが、すぐに飛び立ちました。
寒くなったり暑くなったり、気候の変化にとまどいますが、
あのアゲハには元気に過ごしてもらいたいです
偶然にもカバマダラの幼虫を見つけました
谷山方面(上福元町)で寄り道した際、なんとなく気になる花が…。
ウラナミシジミを見つけてから、そのまま次男と歩いていたら、
朱色と黄色のとても目立つ花がありました。
この子(下の画像↓)を見つけるまで、それが何かに気付きませんでした。
「きれいな花だね~、外来種かな?」とスルーしてしまうところでした。
カバマダラじゃん そしてこの植物はガガイモ科のトウワタでした。
画像では見たことがありましたが、実物は初めて見ました
よく見たら、花の部分に終齢になったばかり?の幼虫もいました。
つぼみをむさぼっていたようです
この草むらの背後は空き地で草原になっています。
ですが、道路を挟んで反対側は民家があります。
たまたまここで自生していたのかは分かりませんが、
まさかこんなところでの発見に、ただただ嬉しくなるばかり
チョウの飼育は手間がかかるからあまり好きではないのですが、
持ち帰らずにはいられませんでした
昨日からの宿泊学習で、今日帰宅した長男に見せました。
枝を少し切ってきたのですが、その葉の裏や実に卵が4個
付いていました。(帰宅してから気づきました)
カバマダラの食草であるトウワタ、フウセントウワタは毒草ですが、
美しい花と美しいチョウの幼虫に出会えてよかったです
昨日、気になったミナミアオカメムシとアオクサカメムシの違い。
その後ネットで調べてみると、見分け方として共通するのは
背板の色でした。翅を開いたときに見える腹部(背側)の色。
黒ければアオクサ、緑ならミナミアオ、赤ければツヤアオ…。
手持ちの展翅前のサンプルを開いてみましたが、
うちにあったのはどうやらミナミとツヤアオのようです。
ここでは右半分だけ翅を上げて、背板が見えるようにしています。
…衝撃でした
他にも区別点はいくつかあり、触覚の色や、背中の斑紋、
ヘリにある黒点などがあげられます。
一番詳しく分かりやすいものはこちらです↓(興味のある方はどうぞ)
http://www.mate.pref.mie.jp/Bojyosyo/miwakekata/minamiaokusa.pdf
どれも私なりに区別時に注意してみていたポイントでしたが、
「どれがどれ」というものがなく、…今回、いい勉強になりました
そして、自宅で飼育中のものはミナミアオカメムシで正解◎という結果に。
逆に今まで単に「緑色だから」というだけでアオクサと思っていた種は、
ツヤアオカメムシということが分かりました。(確かに大きくてツヤがあります)
ということは本来のアオクサカメムシはどこに…?
少し前まではあんなにたくさんコンビニなどに集まってきていたカメムシたち。
思うときには、もうシーズンを少し終えているようです。
でも、見かけたら調べてみたいと思いました
飼育中のミナミアオカメムシ(多分)が交尾していました。
現在成虫のオス1頭、メス2頭が残っています。
カメムシ御殿(飼育箱)の中には、植物も鉢植えや水さしのまま
入れてあるのですが、その中から探し出すのは毎回大変です
でも、見つける楽しみもあります
うちのミナミアオは、最後の脱皮をして成虫になってからしばらくは
鼻(頭)と肩(胸)の部分が肌色をしているものもいましたが、
時間が経つとアオクサカメムシのように全体が緑色になったようです。
よく分からないのですが、確か肌色のものがいたはずなのに…と
思っていたのが、緑色の個体しか見かけなくなりました…???
最初から緑色だったのは、体がひと回り小さいオスのようでした。
こうなるとアオクサとの区別は難しいです。
飼育中の彼らも、ひょっとしたらアオクサ?
今まで私がアオクサだと思っていたのは…ミナミアオだったりして
ツヤアオカメムシという種類もいるようなので、
実物のサンプルをいろいろ見比べてみなければと思いました
まだまだ勉強が足りません
10日前、主人の会社のお客さんのところで、
「何やらおびただしい数の幼虫がいる」と聞き、案内してもらって
見に行きました。するとそこには本当にものすごい数の毛虫が…
食害されているのは、イチジクの木です。葉がスカスカでした
その日は何の幼虫か分からず、写真を撮るだけで終わりました。
その後、蛾の先生に画像を送り、見ていただいたところ、
イチジクヒトリモドキ(蛾)の幼虫であることが判明しました
もともとは南方系の蛾らしく、現在は鹿児島県内でも定着しているそうです。
予定があったり、雨が降ったり…と、なかなか再採集に行く機会がなく、
それから10日後に、今日になってしまいました
残念ながらお店の方が駆除してしまったらしく、終齢幼虫はいませんでした。
その代わり、また新しい命が誕生していて、1齢~3齢ほどの幼虫を
「どうぞ、どうぞ」と言われながら、たくさん頂いてきました
うまくいくか分かりませんが、
とりあえず、今後しばらく飼育にチャレンジです
我が家のベランダにある小さなギョボク(高さ1mほど)で、
現在8頭のツマベニチョウの幼虫が育っています
今月11日(2010/10/11)に、指宿のギョボクポイントで採集したもの。
産み付けられたばかりの卵、孵化直前の卵、小さな幼虫です。
一番大きなものは体長4センチほどになりました。
採集翌日に孵化したものは、体長2.5センチくらい。
最後に孵化したものが1.5センチほどになっています。
ピンクの〇で囲みましたが、幼虫は小さいほど分かりづらいです。
なぜなら、みんな葉1枚につき1匹が、その葉の付け根にいて、
葉脈に擬態しているからです。まるでその葉を陣取っているみたいです。
2匹いっしょに1枚の葉にいることはありません。不思議ですね
葉を食べるときだけ、その葉の先に移動して、
食べ終わると元の位置に戻って、また葉脈になりすますのです。
まるでスキージャンプをしているような、少し頭部を上げた体勢で、
きつくないのかなぁ?と思います。
これから寒くなりますが、葉が落ちてしまわないうちに少しでも大きく
育ってほしいと思います。チョウになるのか、越冬できるのか?
今後も観察を続けていきます
午後から用事があり、長男が留守番中、虫の整理、展翅をやっていました。
帰ったら、じっくりまた見たかったハチが箱の中に並べてありました
10月上旬に採集したアオスジハナバチです。
なんといってもこのハチ、腹部がとても美しいのです。
クズの花が咲く頃、それに来ていたのですが、
長男が「青いハチがいる!」と言って採集しました
飛ぶスピードが速く、葉の上にとまるのも短時間。
採集にはかなり手こずりましたが、
他にも採ってみると、ややエメラルドグリーンのものや、
まるでレインボーのようなグラデーションのものもいました
お尻から撮影して失礼 しかしこのカラーバリエーションは素晴らしい
ブルー グリーン レインボー(分かりづらい)
その日、同じ場所で思わず6頭も採集してしまいましたが、
どれひとつ同じパターンがないところがニクイですね
ミツバチよりやや小さく、体長約10ミリくらいのハチですが、
夏~秋にいるそうなので、また出会いたいものです
山形屋で開催中の「第7回 イタリア展」に行ってきました
去年は行きそびれましたが、ここ5~6年くらい通っています。
お目当ては「地中海フーズ」というところの黒トリュフソース(瓶詰)です。
土曜日の午後ということもあり、お客さんで大賑わい
4歳の娘はとても歩けない状況だったので、重たいけど抱っこして歩きました。
なので会場での撮影もしていません
あちこちで試食があり、試食するとどれも買ってしまいたくなります
でも、また例年と同じようなものを買ってしまいました。
左上から 「メルカトレーディング」のイタリアの焼栗マローネ
「モンテ物産」のジェノベーゼ・ペースト
「地中海フーズ」のバーニャカウダ、黒トリュフソース
「オリーブマーケット」のトマトマリーネ、スウィートピクルス、
スパイシーオリーブです。
他にもシチリアのブラッドオレンジジュースを2本(冷凍)、
生ハム切り落としも購入しました
手持ちの商品券はすべて使い果たしてしまいました
夜はチキンとしめじに黒トリュフを入れてソテーしたものをパスタに絡ませ、
ジェノベーゼをまぜ、刻んだスパイシーオリーブを散らして頂きました
とぉーーーってもおいしかったです 画像がなくてスミマセン
来年は(今回迷って結局買わなかった)「CIO=シーアイオー」の
マロングラッセ(1粒300円以上)をお目当てにしようと思います
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