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8月、全く行くことのなかった吉野町寺山のどろんこ農園へ行ってきました。
すごい有様でした
植えていた植物は、それを超す高さの雑草に埋もれていて、見る影もない…。
午後から黙々と草取りに励みました。
しかし、ある意味「理想郷」でした
草の中ではものすごい数の昆虫が暮らしてくれていました
まず飛び出したのはこのシマウンカ。
小さいけれど、きれいな縞模様があります。
3ミリくらいで、一歩踏み込むたびに、あちこちから飛び出してきます
それを狙って、ウスバキトンボが低空飛行。私の目の前をスイスイ
草の中では、ササキリの仲間、ツチイナゴ、ショウリョウバッタ、
トノサマバッタ、ヒシバッタなど、幼虫を含む多種多様なバッタ類が
草を取るたびに、それを阻止すべくデモ隊のように、
コオロギ?の声が奥から聞こえてきます。
「ごめんねぇ」と言いながらも草を取り除いていく私…
「とりあえず今日はごめん。また戻ってきてね」と独り言を言いながら…。
こんな珍客もいました
お食事中のアオモンイトトンボです。食べているのはシマウンカ?
ニジュウヤボシテントウがよく付いている、ナス科の雑草には、
おそらくアオクサカメムシの幼虫が何頭かいました。草取り一時中断
夢中で画像を撮りましたが、なかなか逃げる(歩く)のが早く、やっと
5頭お持ち帰りにして、飼育してみることに。
カメムシ類はシラホシカメムシ、マルカメムシ、ハリカメムシの仲間、
ネッタイマキバサシガメ、カスミカメムシの仲間などを見ました。
他にもハムシや小さなハナアブ、ゴミムシの仲間、ハチ類など、
こんな小さな区画にこんなにたくさんの虫がいるなんて、感動です
草取りをしながら、遠くでツクツクボウシが鳴くのが聞こえていました。
クマゼミもまだ14時頃と、15時半頃、まだ聞こえたので驚きでした。
アブラゼミも負けじと!
時間がなくて、とりあえず、2.5列、歩く場所ができました。
また近日、続きの草取りに行かねば
9月11日(土)
ワンシーズンをリセットし、新たな採集ワークが始まりました
まずは伊佐市で、いつもお世話になっている輝彦先生と一緒に
灯火採集です。
お目当てはオキナワルリチラシという美しいマダラガの仲間でした。
最初に飛来したと思われるものを1頭だけ採集しました。
ほとんどがオスで、メスはなかなか得られないとのことです。
この蛾も期間限定なので、初採集に大喜び
「期間限定」というのは変ですが、花も虫も、季節に合わせて
開花時期があったり、発生時期があるだけの話です…。
それよりもすごかったのは、緑色のカメムシ群
うちはカメムシが大好きなので、この見事な風景に見入りました。
一番多かったのはチャバネアオカメムシ。その次にアオクサカメムシかな?
もう、そこらじゅうカメムシだらけ
ニオイも辺りにかなり充満していましたが、そんなの全然平気です。
輝彦先生は、博物館の先生に頼まれたとかで、
500mlのペットボトルいっぱいに採集もしていました。
掃除機のように下から白布をすくうようにすると、たくさんとれます。
子供たちがおもしろがって、採っていました
私も「貸して」と、子供たちからペットボトルを借りて楽しみました
チャバネ、アオクサの他には、クサギカメムシ、オオホシカメムシ、
アオモンツノカメムシ、エサキモンキツノカメムシなどが飛来。
きれいな蛾もたくさん採れました
小さい蛾は展翅が難しいけど、広げて眺める楽しみが待っています
オスメスの見分け方も分かったので、これから展翅する前に、
できる範囲でルーペで確認し、見分ける練習もしてみようと思います
第56回鹿児島県昆虫・貝・植物・岩石展の受賞者が決まり、
本日の南日本新聞に掲載されました
うちは昆虫部門で応募し、見事特別賞のひとつに選ばれました
採集仲間のみなさんもそれぞれ受賞しており、一年間本当によく頑張った
成果が表れていることを実感しました
お互いに刺激し合い、高めあった結果だと思います
今日は朝からお祝いのメールや電話を多数お寄せいただき、
嬉しい悲鳴のような、ありがたく思うことでした
皆さんに感謝とお礼をここで再度申し上げます
そして、この1年間でいろいろなことを学びました。
ご指導して下さった先生方、採集仲間の皆さん、ありがとうございます。
本当に嬉しいですね この喜びをみんなで分かち合いたいです。
賞を取ることは目的ではありません。
「好きこそものの上手なれ」「歌を歌ってパンを得よ」
これからも子供と一緒に虫を採り続けたいです。だって、楽しいんだも~ん
いただいてきた4頭のメスアカムラサキ(チョウ)の幼虫が、
毎日元気にものすごい食欲で、スベリヒユという草を食べています。
1日に何度か少しずつ新鮮なものをちぎっては与えていますが、
追いつかないほどの勢いです
今朝はその脱皮シーンを見ることができました
まだ頭の殻が付いている。(近くにはおまけのシャクガの幼虫も…)
もじもじやって、あと3分の1くらいです。
あとちょっとで脱げない感じが伝わります
激しくヘッドバンキング 首を振っていたら、ツノ(?)が長くなってきた
ちょうど4頭、お揃いのショットが撮れました
所要時間10分もなかったと思いますが、
いいもの見させていただきました~
体の部分は肩?のあたりから下へ、頭部の殻は単体ではずれるんですね。
ただ今、一番大きいものは4センチくらい(1頭)、
今回脱皮した3センチくらいのもの(2頭)、
まだ1センチくらいのチビ(1頭)です。
これからの成長も見守りたいと思います
昼間、長男の小学校に用事があり出かけました。
用事が済み、帰る前に駐車場でちょっとスベリヒユなる雑草を
探していたら、目の前をオレンジ色のチョウが横切りました。
「あ~ツマグロくんか」と眺めていたら、お隣の駐車場の白い車の上を
ヒラヒラと旋回し、また私のすぐそばにあった青い車に戻ってきました。
「なんにもしないよ~」と私がじっとしていたら、目の前にとまってくれました。
ツマグロヒョウモン(オス) 翅を開閉して、とてもリラックスした様子
新鮮な個体で、とても美しかったので、しばらく見とれていました
まったく逃げる気配がないので、思い切ってカメラを正面から向けてみました。
かなりまったりと、いいモデルになってくれました
指を伸ばすと、近づいてきて指の汗を探るようにストローを伸ばしてきます。
か、かわいい もう少しで手乗りにできるところでしたが、
写真を撮ろうとして動いたら、フワッと逃げていきました 残念
昨日ですが、幼稚園の絵本の読み聞かせ会に行ってきました。
今年は役員もしていなかったので、読み聞かせのグループに入っています。
私は年長のクラス(次男がいます)が担当でした
私が読んだのは「ハサミムシのおやこ」という、写真絵本です。
コブハサミムシの生態を、子どもたちにも分かりやすい表現で伝えている本。
驚きの、究極の子育て法が紹介されています。
以前、次男が図書館で借りてきて、とっても感動し、
いつかこんな機会があったら読んであげたいと思っていた本です
本を読む前に、少しだけ質問しました。「むしさん、好きな人?きらいな人?」
男の子は「好きっ!」、女の子は首を横に振るだけ…。そんなもんでしょう
しかし、読んであげている間は、じっと聞き入ってくれていました。
さすが年長さんです
しかし、どんな感想をもったでしょうか…。そこまでは聞けず
でも、「そんな世界がある」「そんなむしさんがいる」ということを1つでも
知ってもらえたらいいかな?と思いました。
他にも季節柄「おつきみどろぼう」、笑える「いちにち おもちゃ」、
大型絵本「ともだちや」をメンバーが交代で読みました。
年に数回ですが、とてもいい企画だと思います。次も楽しみです
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