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2011/12/18 薩摩川内市高江にて
どうしてもヤマドリを見たい、見せたい…、そんな思い一心で、
U野さんが高江の林道に入ってくれました。
もう夕刻で薄暗く、タイムリミットも差し迫ってきている…そんな状況でした。
しかし…道に迷い、進めば進むほど道が悪くなってきます。あれ~・・・
ガッタンゴットン、後部座席にいても、車の天井に頭がつきそうな揺れです。
もうバックもできません。とりあえず、U野さん、突き進みます
やっと、重機が停めてある広場(?)に出ました。そこで切り替えしてUターン。
この画像は、開拓中だった山道を引き返して降りるところですが、
またまたすごい揺れでした。(上りとは違う揺れが…)
四駆の車じゃないと無理
かなりのスピードでした
バックミラーの横に下げてある「鈴」が鳴るほど…です。
自分ではかなり長い間、撮影したと感じていましたが、見るとそうでもないですね
ジェットコースター並みの怖さもあり
降り終わる頃には、この揺れで若干2名、気を失っていたようです
…で、ヤマドリは今回見られませんでした
2011/12/18 薩摩川内市高江にて
カラフトワシが20年連続、この地で定点観察されています。
U野さん親子、虫村さんと鳥見の際に、この地も訪れました。
頭上で空高く舞うカラフトワシを見ることができましたが、
その場には、偶然、鹿大生研の部員たちも車2台で来ていました。
私たちは少し離れた場所で遊んでいたところ、F木くんが歩いてきました。
ちょうど彼がこちらにたどり着く頃、
私たちは「4人で記念写真撮ろう」ということになっていて、セッティング中
で…、シャッターを押す頃に来るもんだから、「おいで~!」…みんなで大歓迎
「え 私なんかが入っても、よろしいのでしょうか?」
「いいから、いいから、こっち、こっち」
そして…。
でも、よく考えたら、F木くん、…なんで君が…
この日のメンバーの記念写真だったはず
しかし、これもいい記念になりました
2011/12/25 森窯にて
当日行われた餅つき行事の合間に、森氏から虫探しの術を教えていただきました。
森窯のお庭には、たくさんの植物があり、周りも自然豊かな山に囲まれています。
なので、探せばそこだけでもいろんな種類のカミキリムシなどが見つけられるとか
まずはルッキングで見つける方法。
でもこれは「知らない」と見つけることは難しい。特に幼虫が隠れている場所
飛んでいる虫、とまっている虫、姿が見えるものは見つけやすいのですが、
幹に穴があいている…とか、そこから糞や木屑が粉をふいたようになっているのを
見つけるようになるには、本当によく見なければいけません。
でも森氏に言わせてみれば、時季、植物をヒントに探せばすぐ分かるようになるそうです。
今まで気付かなかったところに気付けるようになる…そんな感じでした
建物裏の薪置き場でも、割った薪の中から幼虫を見せてくれました。
そして庭の一角にある薪割り場で、転がっている材木から幼虫探しをしました。
そこに転がっている材を探すと、ただそれだけで「こんなに これにも」と思うほど、
幼虫が出てくるので驚きました。
森氏「もう少しかな?この先にいるよ」 さらに皮を剥がしていくと…
これはシイの木でした。
(森氏から上の2つの幼虫の画像について正確な名前をご教示いただきましたので、
訂正してあります。ごっちゃになってました 森さん、ありがとうございます)
他にも、ニセシラホシカミキリや、キュウシュウチビトラカミキリ、ホソカミキリ、
コゲチャヒラタカミキリ…あぁもう覚えていられない…それほど多くの種類が
あちらこちらから見つかるという、カミキリ屋さんのお庭でした
材採集での昆虫採集もおもしろいです。いろんな方法があるとつくづく感じます。
ただ、森氏は本当にすごい長年いろいろな植物、それにつく虫を見てきているので、
特にカミキリは幼虫を見ただけで、「これは〇〇カミキリ」と言えるのです。
私たち親子は本当にまだまだビギナー
これからいろいろと経験を積み、学んでいけたらと思います
それにしても、最近は素晴らしい師に出会いすぎと思えるくらい、
素敵な体験が続いています。これからも人の輪、繋がりを大事にしたい
森窯を訪れた際、そこの主、森氏がまず見せてくれたのがこの幼虫。
私は以前画像で見たことがあったので、「おぉー実物だ!」という感じでしたが、
息子たちは初めて見たので強烈に驚いていました
逆三角形の頭部、下にいくほど貧弱な細長い体…。
でも、これが木の中で育ち、あの美しいタマムシとなって世に出てくるのです。
「他にもいるはずだよ」と、さらにその辺の材(マテバシイ)を割る森氏。
必然的に次男が「育てたい」と言い出しました。内心「うまく育つかなぁ?」と不安な私
森氏も「ちょっとどうか分からないけどね…」と言いながら、
「それならおがくずを作ってあげるよ」と、その材をチェーンソーで削ってくださいました。
できたてのおがくずをプラカップに詰め詰めしてくれる森氏
とりあえず、カミキリと同じで、このままにしておけばいいそうです
さらに少し余分(追加用)におがくずをいただきました。
庭の奥に、立ち枯れの木があり、そこも見せてくださいました。
オレンジ色に熟したカラスウリが下がっています。
よく見ると、こんな楕円形の脱出孔がいくつかありました。
この穴から、成虫になったタマムシがシャバに旅立つのです。
まだまだこの木には、幼虫がたくさん入っているみたい
とにかく、森氏の庭ではタマムシがいーーーっぱい採れるそうです
この記事では「タマムシ」でしたが、本来、森氏はカミキリムシ屋さんなので、
材割りをしていろんな幼虫を見せていただきました。それはまた別記事にします。
また新しい虫探しの世界を楽しめた時間でした
森一規氏の工房、「森窯」のギャラリーです。(もちろん展示販売)
自然を愛し、体で感じているからこそ、
こんな素晴らしい作品が生まれてくるんだろうなぁ…と、うっとりしました
森窯(旧「陶工房風」)
〒891-1305 鹿児島市宮之浦町2829 (吉田インター近く)
TEL (FAX):099 (294) 4338
鹿児島の陶芸家、森一規氏の工房「森窯」に行ってきました。
森氏はカミキリムシにとても詳しい方です。(鹿昆会員でもあります)
今日は「餅つき大会」を行うとのことで、もち米持参で遊びに行った次第です
着いてすぐ、ちょうど森氏が餅つき中でした
私たちも朝から水に浸けておいたもち米2kgをお願いし、釜で炊いてもらいました。
炊いてもらう間、森氏から庭でカミキリ幼虫の探し方、材割りの方法などを
教えていただきました。どれを割っても出てくる出てくる…。もう不思議なくらい
炊きあがった後は、すぐに石臼に移して餅つきが始まりました。
各家庭ごとに炊き、つく。その繰り返しだったようです
森氏と長男で、炊かれたばかりのもち米を、杵でこねていきます。
時計回りにぐるぐる回りながら、ごいごい押し潰します。
その後は、杵を振りかざして、ペッタン、ペッタン
あっという間に「おもち」が完成
それを主婦の方々で一斉にちぎり、丸めていきます。
私たちも自分たちのおもちなので、一緒に丸めました
つきたてのお餅は温かくて柔らかくて、そのまま食べて美味でした。
貴重な体験をさせて頂いて、本当にありがとうございました
また今度は、カミキリ探しで遊びに伺いたいと思います
2011/12/18 日置市
カモメたちが集まるポイントで、セグロカモメを観察しました
間近で見ると、結構大きな鳥です。
そして、この2羽の違いは…?
そう、脚の色なんです 黄色とピンク
たいていはピンク色をしているのですが、大陸から渡ってくる個体は黄色いそうです。
ここではすでに混雑種もいるようで、微妙な色の個体も見られましたが、
上の画像の中では、一番左だけが黄色い脚をしています。
そんなこともU野氏の解説がなければ、凡人にはこれも「ただのカモメ」であって、
「脚の色で大陸型が見分けられるセグロカモメ」だなんて、知る由もありません。
本当にバードウォッチングは、こういう方とご一緒すると楽しみが増します
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