先日から自宅で飼育中のオオキンカメムシが卵塊ごとに孵化し始めました。
1齢幼虫から2齢幼虫へは、体内の栄養で自動的に成長するのだと思うのですが、
この先が難しいのです
とりあえず数日経過しているので、今日のうちに(今日しか時間がなく)
アブラギリの実を取りに行きました。
生憎の雨…。そんな中でも、現地では少数ですが成虫の姿も確認できました。
2017/6/24 鹿児島市中山町(雨なので、車内からの撮影)
実を採集する際、オスっぽい個体も1頭だけ採集。
霧がかかったようなシトシトと降る雨の中、ウスバキトンボが単独飛翔。
もう少ししたら2齢になるはずなので、自宅に戻ったらすぐに実を入れておきました。
手前の球体の実がアブラギリ。その隣はツバキの葉。その後ろにはクチナシの実。
いろいろ試して観察を続けます。
今年(2017年)2~3月に採集し、飼育中のオオキンカメムシ。
現在8頭いますが、残念ながらオスは1頭のみ、残り7頭がメス…という
ハーレム状態です
逆にこのオスにとっては過酷な空間と言えるでしょう…
最初の交尾を確認したのは2017/6/6で、№5ここあ。
左が№5:ここあ(メス)で、右が№4:ミンミ(オス)です。
すべての個体に白色のマーカーで記号によるマーキングをし、
№+名前を付けて観察しています。
2回目の交尾は2017/6/10、№10:和子と。
一度交尾が始まると、半日~一日ははずれません。
メスが嫌がっても簡単にははずれないので、メスがフリフリしながら歩き回っても、
オスはそれに引っ張られるように後ろ歩きで付いて行くしかないのです
このオスが何回交尾できるか分かりませんし、
交尾したメスがどれくらい卵を産むのかも分かりません。
でも、今回はマーキングによって少し区別が付きやすくなりました。
追って観察していきます
2017/4/29に霧島ナイターにて得られたエゾヨツメ。
3頭飛来したうちの最後の1頭はメスでした。
これはそのまま持ち帰り、飼育ケース内での産卵を待ってみました!
2017/5/3 採卵成功!(奥に10粒ほどの茶色い卵が産み付けられています)
床面のキッチンペーパーにも4粒。他にもあちこち4粒ずつ。
母蛾は、すでにある程度産卵済だったのか、それほど多くは産まず、
5/6には息絶えてしまいました。(標本にします)
そしてついに、1週間後、その卵が孵化
可愛くて奇妙なトゲのあるベビーたちが出てきました
2017/5/10
翌日あわててクリとクヌギ、ミズナラの若葉を調達してきました。
今は小さな砂粒のような糞も確認できているので、一応食いついてくれた
ただ、この先暑くなってきます。標高の高い山に生息する蛾のため、
うまく飼育ができるかは分かりません。難しいかもしれません。
できる限りで成長の過程を見守りたいと思っています。
昨年(2016年)11月に頂いたカバマダラの幼虫は、最初のトウワタしか食さず、
後から追加した別のトウワタには食いつかないまま、
寒さと飢え?のため、死んでしまいました
その時に別でK谷氏よりキジョランの苗(アサギマダラ幼虫付き)を2つ頂き、
現在に至っています。
幼虫は合計3匹。おそらく暖かい日には少しずつ葉を食べ、
普段は寒さを堪え忍び、じっとしているのかも。
ひとつの苗に2匹付いていた方は、なぜかいつも一緒にいることが多いです。
2017/1/7 自宅にて
うちに来たときは体長5ミリくらいの黒っぽい初齢幼虫でしたが、
今は個体差も出て、10ミリ、15ミリ、20ミリ程度になっています。
順調に育っていくといいなぁ
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