ウスタビガ飼育記録
4月、東京の知人(まーくさん)から、ウスタビガの幼虫を送っていただきました
まだ孵化したばかりの1齢幼虫(5匹)。うまく育てられるでしょうか?
成長に個体差はありますが、2齢になりはじめました。
1齢は背中が黒かったのに対し、2齢になるとカッコいい黄色の帯が入ります。
食草はサクラです。クヌギは葉が硬かったのか、食いつきませんでした
そして、届いて8日後(2012/4/28)には、すべてが2齢になりました
まもなく、一番成長の早い1匹が、3齢になりました。
全身きみどり色で、水色のポツポツがオシャレです
残った同じ2齢の中でも、黄色い帯の太さ?黒と黄色の割合に微妙な差が見られます。
これが成虫になったときにどうなるのか?比較ができればよいのですが…。
脱皮前の幼虫は、若干弱った感じになります。
この子、ダメなのかしら…と、思っていたら、この子は脱皮して4齢へ
脱皮の時は、肩(?)から下に皮を脱ぎ、頭の皮(?)は別にはずれます。
2012/5/5、今度はコナラの葉を入手できたので、与えました。よく食べます。
しかし…、薬剤が撒いてあった場所だったのか、3匹が一度に死んでしまいました
4齢だったのに、とても可哀そうなことをしました 残った2匹…がんばれ
…その後、残った2匹には安全なサクラを与え続け、
元気に終齢まで育ってもらえました
私の人差し指くらいの大きさです
ときどき、「チューチュー」と、可愛い鳴き声を発することもあるんですよ。
初めて聞いた時は、何が鳴いているのかと思いました
刺激を与えると鳴くこともあります。
動画(録音)を残したかったのですが、うまくできませんでした(残念)
ついに、この日が来ました ウスタビガの繭作りです(飼育開始から約1か月半)
独特の形から、「ヤマカマス」と呼ばれる繭です。
せっせと繭を紡いでいます。朝から4~5時間後にはこの状態でした。
翌日の夕方、まだ終齢のままの1匹と一緒に記念撮影
後日、2匹目も立派な繭を作り、それからしばらく、ただ待つだけの日々…。
そしてこの秋、やっと1匹目が羽化しました(羽化の瞬間は見逃しました)
繭になってから約5か月後の羽化です。無事、成虫になってくれて良かった~
ウスタビガ自体が初めてなので、意外と「小さいなぁ」という印象ですが、
飼育個体なので小さくなったのか、普通サイズなのか微妙です
ヤママユを見慣れているからでしょうね
オス…ハンサムですね。緊張していたのか、翅をプルプルさせていました
もう1匹も早く出てきてくれると嬉しいのですが、
とりあえず、1匹無事に羽化したので、ここに記録として残しました
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