ナガメの孵化
ついにナガメの卵からベビーが誕生しました
ナガメとは、春、菜の花にくる体長1センチ前後の赤と黒の模様をした
小さなカメムシです
ナガメ成虫→ http://rurin.synapse-blog.jp/neocountry/2010/04/post-73d0.html
3月28日にペアを採集、ケースに入れている間に交尾を確認、
産卵は4月6日だったので、16日目での孵化となります。
2列に並んだ卵の横に、小さな黒い粒粒がひしめき合っていました。
しかし、発泡スチロールの壁に産卵していたので、
それごと周囲をカッターでえぐるように削ると、パラパラとベビーたちが
飛び散ってしまい、大変なことに
ティッシュに掴まらせてすくい上げ、菜の花の近くに移動させました。
なんとも手間がかかりましたが、その苦労もむなしく、
またベビーたちはそこから落ちたり、降りたり、
好き勝手な場所へ移動して、散り散りになってしまいました
乾燥を防ぐために、湿らせたキッチンペーパーを敷きましたが、
数頭がその上に留まっているだけです。
私が慌てて菜の花の近くに移動させなくてもよかったのかもしれません。
小さいけれど、本当によく歩き回るんですね
これもすべてが成虫になるとは限りませんが、
少しでも成長する姿を観察できたらいいなと思います
それから不思議なことに、偶然なのか必然なのか、母親のナガメは
それと引き換えに命尽きてしまいました。産卵後は自由に動き回り、
子育てをするカメムシではありませんでしたが、ベビーたちの
誕生を見届けてから命を全うしたような姿でした
おめでとうございます!よかったですね~
間近で成長の様子を確認できますね!
春になり、フィールドでもこうしたさまざまな命が誕生しているのでしょうね。
それにしてもかわいいですね!
投稿: 虫っ子 | 2010年4月23日 (金) 08:19
虫っ子さま 本当に小さくて、あれが成虫になるまでの
生存率ってすごいんだろうなーと思います
実際に、24個あった卵のすべてが孵化したのかも分からず、
バラバラになってしまった幼虫たちも、すでにどこにいったか分からず、
確認できるのは半分以下です
とっても小さな、測り知れない大きな世界です
投稿: rurin | 2010年4月23日 (金) 10:15