謎の道具(虫かご・小型掃除機付き)
鹿昆大会2017の展示会場において、謎の道具が展示してありました。
虫かごとハンディの小型掃除機が組み合わさった、木箱の道具です。
2017/11/18 鹿児島市 かごしま環境未来館 鹿昆大会2017にて
大会の参加者でT.F先生の講演をお聴きになった方なら分かるのですが、
実際にどのような実験でどのように使うかを説明したVTRを見なければ、
これは本当に何なのか、見当もつかないと思います。
でも、目からウロコのスーパー実験装置でした さすがT.F先生、発想力が凄すぎる
リュウキュウアサギマダラはなぜ冬になると集団を作るのか、いくつか仮説を立てた中の、
「ニオイ」に呼び寄せられるか?を確かめるための実験装置です。
掃除機は微妙な空気の流れを作るために設置されています。
虫かごは同種のチョウを入れておくもので、側面は小さな穴と管で本体と繋がっています。
手前からチョウを入れ、暗いトンネルの中を進ませると、明るい出口になっていますが、
ニオイ(空気の流れ)がある方に向かうのかどうかという実験を、
先生は50頭で50回行ったそうです。
結果は若干「ニオイ」の方が優勢でしたが、今後もデータを取る必要があるそうです。
この装置は多方面の実験にも使えそうです。
それにしてもこの発明力には本当に脱帽もの。さすが(理科の)先生だなぁ!と感動しました。
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