ただの日記 2012/12/14
一日遅れ、昨日の日記
午前中は、娘を登園させた後、長男の小学校で授業参観。
担任の先生は理科専科だが、授業は国語だった。
内容は「同じ読み方でも違う漢字を使う言葉」。
パソコン世代…最近になって教科書に出てきた内容だという。
キーボードで入力した単語、いろんな漢字が出てくるが、さてどれを使う?というもの。
漢字の意味を知らないと、すぐには選択できない。
例えると、①「かいほう→解放、開放」、窓を開けるのは?→「開放」とか、
②「つとめる→勤める、務める、努める」、うまくいくようにするのは?→「努める」など。
児童らは、その文章の「意味」を考えて、答えを出していく。それが①の方。
②では消去法を使った子もいた。しかもそれなりの解説付きで、違いを探る。
先生が、「君たちは実は①は確証、②は反証ということをやっているんだよ」と豆知識
パソコン時代の昨今、当たり前のようで確実に必要な知識が問われる。
その後は体育館で講演会。食育研究会の先生。
1時間以上も食育の話?って思ったら、どんどん引き込まれて何度も涙した。
「子どもと一緒にいられるのは、18年間」
それまでに、どれだけ生きる力を与えてあげられるだろう?
高学歴、偏差値の高い大学に行っても、いざ親元を離れて生活すると…、
朝も昼も、夕飯も…、コンビニ食がメイン。自分でご飯を炊いたり、みそ汁を作れない。
勉強が忙しいからじゃない。自炊する習慣が身に着いていないのだ。
お金があれば、解決されるということかな?
最近の大学生が部屋を探すときの一番の条件が「コンビニが近い」ことだそうだ。
子どもに生きる力を学ばせる、愛することがどういうことか、先生の話を聴いてよく分かった。
また家庭料理大集合の会では、自信作でなくていい、家庭ごとに違う自慢の料理が
数多く紹介されていた。作者、料理名、材料、その料理への思い(思い出)を添えて。
シンプルだけど、子どもの頃、親から伝えられた味…それが共通する「心に残る味」だった。
私の子供たち、「お母さんの料理で何が好き?」と聞いたら、何が出てくるかな?
「お母さん=◯◯」となるような、印象深い料理、作ってるかな?
今のところ、先生がおっしゃっていたように、我が子たちも「お母さん、今日のご飯何?」と
聞いてくる。私は、そう、この子たちにご飯を、生きるために必要なものを与える存在。
「料理は嫌い」と言っているけど、「面倒だから作りたくない」と思ったことはない。
時と場合によっては、「今日はこれで済ませるね」と手も抜くことがあるけれど…。
(だって、私は完璧じゃないもん)
あと、その食材の向こうにある世界、農家の方々にもっと感謝する気持ちを
子どもたちにも教えたい。
そして、食材やそれを料理することにも興味を持たせたいし、体験は必要だと思う。
「はなちゃんのみそ汁」という本がベストセラーになっている。
余命わずかな母親が、まだ幼い我が子に生きる力を精一杯教えていた。
私には、まだ子どもたちに関わる時間がある。
無理に関わる、関わらせるのではなく、
大事なことが伝わるような食育、育児をしていきたい。
なんか、先生の話に影響されて、エラそうなことばっかり書いちゃったなぁ…。
ホント、昨日はいろんな学びの刺激が多かった。
これはかなりいい話を有り難うございます。食育の話。全く同感です。これまでも、基本的には私はそのように実践しようと思ってます。もちろん、気まぐれで流動的なのですが、何かは感じ取ってもらえると思います。今日ものすけと鍋に入れる肉団子を一緒に作りました。彼は料理が大好きでいつも私の手伝いをしたがります。イイコトだと思います。
自分で作ってそれを食べることの楽しみを小さいうちから知っていてもらいたいです。味付けについての解説や批評を出来る人間に育ってもらいたいのではなく、目の前にある食べ物に純粋に感謝出来る男にはなってもらいたいです。
それと、日々何気なく過ごしていることですが、当たり前に布団に寝ることの出来る有り難さにも。
野菜についても、鳥を見ているときは畑などを通ることも多いのですが、幸い私は農学部出身だったので、色々な野菜を指さして、これって何かわかる?って遊んでいます。特に地下茎を食べる野菜などは地上部と直結しないので勉強になるようです。
そうそう、完璧な人間っていませんから。気楽に頑張りましょう。上からっぽくて失礼しました。
投稿: 金太郎 | 2012年12月15日 (土) 20:53
金太郎さま
今回の日記はいつもより長くなってしまいましたが、
この講演会、1時間以上、とても濃い内容でした。書ききれません。
あと一つ書くとしたら、農業体験の話。うちも長男には田植え体験をさせたことがありますが、刈入れ体験はありません。
自分で植えた稲を刈り取る時、ザクッ、ドサッと置く音を、ある子供が「幸せな音だね」と言ったそうです。
その子の純粋な心に胸を打たれました。
金太郎家ののすけ君なんか、本当にいい親の元でいい食育を受けていると思います。金さんのブログにはおいしいものがいっぱい登場しますが、親子でその食に関わる姿、いつも微笑ましく思います。
なんて思ったりして


正月やお盆など、実家で親戚が集まり、おばあちゃんやおばさんたちが作ってくれる料理、みんなで食べる料理のありがたさも大事ですね。
金さんがみんなのお父さんだったらいいのに
畑の作物当てクイズ、いいですね
思いついた時でいいから、楽しむことを忘れないでいたいです
金さんが「上から」ってことはないです。いつも尊敬しています。
投稿: rurin | 2012年12月15日 (土) 23:55