昆虫学会九州支部会 2日目
「日本昆虫学会九州支部、日本鱗翅学会九州支部 合同大会」 2日目。
長男と二人で、自転車で鹿児島大学農学部の会場へ
朝9時から、山根教授による特別講演「南西諸島の有剣類―その後」を拝聴。
ご自分が手掛けた図鑑のことも話されていましたが、本当に謙虚かつ明確。
絵解きの検索は正確さを欠くとのことで、やっぱり人間は文章で表現することにより
思考力が向上するという話に、とても感銘を受けました。
虫の構造や特徴を正確に理解できる能力も、文章を読み書きすることで育つということ。
前にも山根先生のお話っておもしろい と感じたことがありましたが、
今回もさらにそう思いました
さてさて…、一般講演の部では、お昼前に「小学生部門」の講演があり、
長男も「僕の知るカメムシ」というタイトルで発表しました。
もうハラハラしましたが、長男も発表が終わる頃には脚がガクガクだったそうです
これまでの何気ないカメムシ好きの話、飼育の話などをしましたが、
質問の時にはカメムシ屋の先生方3名からお褒めの言葉とアドバイスを頂きました。
私も今日ばかりは長男を褒めました 本当によくこんな学会で発表できたと思います
こんな場を設けていただいて、ありがたく幸せに思うことでした
いつもよく採集に出かける虫っ子くんもハチの話で発表しました。いい記念になりました
お昼は九大の紙谷先生と講義室で食べました。
食事の後も、様々なカメムシの生態をお話して下さったり、写真を見せて下さったり
お話がとても優しい口調で、引き込まれて、この世界の楽しさを実感しました。
午後は鹿児島昆虫同好会の先生方による発表が続きましたが、
その間、長男と私は席を外すことになりました
…というのも、九大の湯川淳一先生に「ちょっとおいで」と誘われ、
となりの部屋で2時間、ミナミアオカメムシの話などをしていただいたからです
湯川先生が大学の卒論でこのカメムシを扱ったそうで、熱く熱く語って下さいました。
鹿昆の先生方のお話を聴けなかったのは残念でしたが、
湯川先生のお話も大変貴重なものでした。
本当にいい出会いがたくさんあった支部会でした
今夜はその余韻にひたっています
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