アマミナナフシ 帰す
枕崎のあと、開聞山麓周辺の林道へ向かいました。
飼育しているアマミナナフシの幼虫を自然に帰すためです。
昨年11月7日に、そこで採集したアマミナナフシ(褐色型)が産卵、
その卵が3月頃から次々と孵化してくれたのは嬉しかったのですが、
さすがに11匹も飼育しているのは大変でした
食草であるバラ科の植物も、もろバラの葉を与えていたのですが、
それぞれの成長に葉が繁るのが追いつかず、糞も多量なので、
大中小1頭ずつ(計3頭)残して、8頭を母親ナナフシの採集場所へ
帰しに行ったというわけです。
林道の途中で、野バラがありました
そこへ飼育ケースを置き、手で出るように促しました。
しばらくはその野バラに8頭ともつかまり、ユラユラしているようでした。
1頭はすぐに葉を食べ始めました。ちょっと安心します
これからは自然の中で、天気や気温、天敵と戦いながら、
生きていかなくてはなりません。
でも、いろいろと観察させてもらってありがとうです。
放したのは3~7センチの幼虫でした。
とても元気だったので、頑張っていってほしいです。
残りの3頭は成長の過程を記録しつつ、観察を続けようと思います。
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