ミカドオオアリの巣
昨夜の鹿昆同好会で、気になっていたアリ(標本作成済み)を
持参し、見ていただこうと思っていました。
ちょうど「アリの生態と分類-南九州のアリの自然史」という
アリの図鑑が今月中には出版されるということで、
(↑ http://www.synapse.ne.jp/~viola-kk/ant/antinfo.htm)
それに携わっていらっしゃる鹿児島大学の山根教授のところの
学生さんたちが、注文書を持ってきていたので、尋ねてみました。
すると、「ミカドオオアリじゃない?」と教えてくれました。
ミカドオオアリ http://ant.edb.miyakyo-u.ac.jp/J/Taxo/F80911.html
先月の例会では、大坪先生からクワガタムシのお話があり、
朽木を割って幼虫を探したり、一生木の中で過ごす小さなクワガタの
話を聞いた後だったので、ついつい朽木を崩して探してしまいました
採集日は2010年3月7日で、少年自然の家で「春の野菜収穫祭」に
行ったときのことでした。
雨も降ったり、薄暗い日でしたが、東農園から本館への近道をしようとした
林の中でした。
クワガタの幼虫狙いだったのに、朽木を崩すとアリがウジャウジャ
営巣していたらしく、大小さまざまなサイズと、卵や蛹もありました。
これは悪いことをした と思い、それでも慌てる彼らの中から数頭採集し、
あとはまた林道の脇に、朽木ごと隠すように置いてきました。
このアリは夜行性らしく、昼間に見つけるのは難しいそうです。
わざわざ朽木を割ったのですから、昼間に見つけましたが、
その周辺はおそらく晴天でも薄暗い場所のように思えます。
結構めずらしいアリらしいので、採集しておいて良かったです
アリといっても、これまた奥が深い昆虫なので、
アリだけの図鑑ができるのだと思います。
少しでも気になったら採集しておくといいということが分かりました
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