ムラサキツバメ
しばらくシリーズ化していた「ムラサキツバメ」ですが、
ちゃんとした姿を載せていなかったので、ご紹介します。
その名のとおり、翅の表側は美しい紫色をしています。
左側がオス、右側がメスです。
後羽の先には、しっぽのような突起がついているのが特徴です。
それが「ツバメ」の名のつく由縁のようです。
とても似た種類に「ムラサキシジミ」というチョウもいますが、
この尾状突起の有無で見極めがしやすくなります。
翅を閉じてとまっていると、シルエットが分からない限り、
枯葉のような地味な模様なので、周辺の草や葉にまぎれてしまいます。
それが、冬になると集団を作り、寒さをしのいでいるのです。
集団越冬する姿は、本当に枯葉の集まり。(2009/12/26参照)
なかなか探し出せる奴らではありません
集団も、冬の暖かい日には各自飛び立って、また戻ってきたり、
常に同じ数にとどまっているわけではないそうです。
「虫取り」は「夏」のイメージが強いのですが、冬でもいろんな昆虫が
ひっそりと命をつないでいますので、探しに出かけるのも楽しいものです
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