ツマベニ幼虫ひなたぼっこ
ツマベニチョウの幼虫、順調に大きくなっています
今年の冬は寒暖の差が大きいのですが、この日は暑いくらい暖かく、
この幼虫もめいっぱいひなたぼっこをしている様子
と言っても、このスタイルはいつものスタイルで、葉脈に沿って体を浮かせていますが。
2018/12/22 自宅にて
体も大きくなって、現在体長40ミリ前後。
とまっているギョボクの葉の先を食べたみたいです。
数日前から桜島の降灰があり、葉にもうっすら灰が残っていますが…
問題なのは、蛹になる前に寒い日が続くことと、落葉してしまうこと。
寒ければ死んでしまうかもしれないし、落葉すれば食べ物が無くなります。
(その時は博物館横のギョボクに葉が残っていないか見に行きますが)
ベランダの鉢植えのギョボクの枝を随分移動することもあるようです。
だいたい同じ場所にいるのですが、毎回どこにいるか確認するのも楽しみのひとつです
この時期のツマベニチョウの飼育はギョボクの確保に気を揉みますね。
ギョボクはフウチョウソウの仲間で,最近はセイヨウフウチョウソウが至る所で栽培されています。最近栽培が多い理由は,セイヨウフウチョウソウ(=クレオメ)を植えると害虫であるタバココナジラミやミナミキイロアザミウマを捕食する天敵「タバコカスミカメ」が増殖するからです。増殖したタバコカスミカメは完全に肉食ではなく,経済作物に少々悪さをしますが,それよりも害虫退治の方のメリットが大きいのでピーマン栽培畑などで普及しています。クレオネは温度さえ確保できれば今の時期でも落葉せず,ツマベニの代替餌に利用できますが,いまの時期は,霜の弱い環境(南薩や垂水!沿岸地帯)の露地畑に残っていると思います。てか,指宿などではクレオメにも幼虫が居るかも?
クレオメが入手困難であるならアブラナ科植物でも代替餌としてOKです。こちらは入手容易(タイヨー等で購入)な反面,浸透移行性の農薬のネオニコチノイド剤が微量に残っており可能性があり,人体に影響がなくても感受性の高いツマベニには心配です。最近のアブラナ科作物での使用機会が多いフルベンジアミドやクロラントラニルプロールなどの(商品名,フェニックスなど)ジアミド剤はネオニコよりさらに微量で作用しますので,購入アブラナ科野菜は与えない方が無難です。
道の駅等でこの時期カブが葉付きで良く売っていますよね。この葉を利用する手もあります。農薬被爆の可能性が少ないかも?自己責任でお試し下さい。
クレオメを与えてもアブラナ科栽培植物を与えてもツマベニは育ちますが,羽化してくる成虫は小さくなることが予想されます・・・
投稿: 奄美イトトンボ | 2018年12月24日 (月) 05:52
奄美イトトンボさま


すごーい!!!薬品名とか私には難しいのですが、さすが本職ですね。
クレオメ(西洋風蝶草)、ネットで画像を見ました。なるほど花や葉のつき方が似ていますね。
とても優美です。見たことあるかも?花言葉も素敵
今日のツマベニ幼虫を見たら体長48ミリくらいになっていて、随分と移動しながら居心地の良い、食べやすい葉を探しているみたいです。
代替餌は気をつけます。しばらくは今の鉢植えで様子を見ますね
もしものときは、参考にさせていただきます
(同じコメントが2つ入っていたので、1つ消しました。ご了承ください)
投稿: rurin | 2018年12月26日 (水) 16:44