ジャノメチョウ 2017
ひとつ、またひとつの偶然が連鎖して、導かれる奇跡的な出会い
トホシカメムシを見つけた直後、それは起こりました。
一瞬、目を疑いました。ジャノメチョウがふわふわと目の前を横切ったのです。
2017/7/23 霧島市牧園町高千穂
慌ててネットを振って、確認しました。
生息地が局地的なうえ、生息数も減少傾向にあるチョウです。
たった1頭?まだいるかも…と思って、周辺を少し見回すと、
ここならいるかも!と思える場所が近くにありました。
近づいたとたんに、あちこちで草むらからふわふわ飛び出すジャノメチョウ達に遭遇。
いるわいるわ、数十頭?数えていたのは10頭くらいまで。あとはもういいか、くらいに。
びっくりしたのはメスの出現。
サクラの木のそばを通った時、頭上から私を追い払うかのように、
羽音が聞こえるくらいキレッキレの舞いで飛びかかってきました。
まるで逆ハーレム?メスは高いところから、ふわふわ飛ぶオスを吟味しているのでしょうか?
私を威嚇した後、またサクラの木の葉の中に戻ってじっとしています。
非常に大きくて、貫禄のあるメスでした。
オスは呑気な印象を受けました。私が息を殺してじっと立っていると、
足元をゆっくり飛んでは止まり…の繰り返し。自分の存在をソフトにアピール?
撮影もバッチリ、許してくれました
興味深いのは、この光景は朝7~8時の間でしたが、午後15時過ぎに再度訪れると、
たったの2頭(オスのみ)しか見ることができませんでした。あんなにいたのに?どこへ?
他にも生息地が必ずあると思いますが、似たような環境を探すにしても、朝が勝負。
しかもジャノメチョウの認知度は一般の人を含めてかなり低いと思われるので、
気づかれていない場合が多いのではないかと思います。
ここにはたくさんいたから、他でも見つかるといいなぁ
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