シロオビアゲハ(ベニモン型)の標本
2012/11/18 鹿大祭(生物研究会の展示会場)にて。
昆虫の展示、とても頑張っていて、素晴らしかったですよ
63th部長Fにゃんが採集したシロオビアゲハの標本です。
左はシロオビアゲハの「ベニモン型(Ⅱ型)」とよばれるもの。(与論島産)
Fにゃんから直々に解説していただきました。私は初めて見ました
毒素のあるウマノスズクサを食草とし、
成虫になってからも体内にその毒素を残すのがベニモンアゲハ…。
それに擬態しているとのことでした(シロオビの食草はミカン類)
そして、このシロオビのⅡ型は、ベニモンの生息する場所でしか発生しないのだとか。
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ここでviola-kkさまよりご教示(コメント)がありました。(2012/11/26追記)
「…は、間違いです。喜界島にはウマノスズクサが無く,
ベニモンアゲハもジャコウアゲハもいませんが,シロオビの?型はいます。」
とのことです。さすが現地調査をされたり、さまざまなデータを取り扱う職種の方からの
ご意見は、貴重です 大変参考になりました。ありがとうございました
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しかも、メスのみ。
やはりメスは産卵が最大の目的なわけですから、
鳥などの天敵に食われないための擬態…が効果的なのかもしれません。
それにしても、昆虫もこのような進化を取り込んで、厳しい世界を生き抜いていると
思うと、自然の知恵…って素晴らしいなぁ、おもしろいなぁ…と感心します
「シロオビのⅡ型は、ベニモンの生息する場所でしか発生しないのだとか」は,間違いです。
喜界島にはウマノスズクサが無く,ベニモンアゲハもジャコウアゲハもいませんが,シロオビのⅡ型はいます。
この辺がよく分からないところなのです。
鳥も渡るから,喜界でベニモン擬態も意味があるのかしら???
博物館,来年は寄生者展,次の年は擬態展の予定です。
それまでに,金井も勉強しておきますね(笑)。
投稿: viola-kk | 2012年11月26日 (月) 07:14
viola-kkさま

ご教示ありがとうございました
早速、本文中に追記させていただきました
来年度の企画展もおもしろそうですね

未知の世界をまたたくさん教えてください
投稿: rurin | 2012年11月26日 (月) 10:57