アオクサカメムシ 2012
2012/7/28 薩摩川内市樋脇町で採集したアオクサカメムシです。
カメムシは一般の人には「臭い」というイメージが強く、
緑色か、茶色…と答える人が多いです。
緑色のカメムシには、よくみるツヤアオカメムシ、チャバネカメムシのほかに、
ミナミアオカメムシ、そしてこのアオクサカメムシがいます。
ミナミは世界中の熱帯や温帯地域に生息していて、日本でも温暖化?に伴い、
生息域を少しずつ北上させているカメムシです。
もともと日本にいたアオクサは、ミナミとそっくりなので、その勢力に少しずつ
押されているカメムシなのです。(湯川淳一 著書「地球温暖化と昆虫」より)
「アオクサを探すのは大変だよ」と、以前湯川教授から伺ったことがありました。
なので、長男と私は、ツヤアオではない緑色のカメムシは必ずチェックしていました。
今回は、コンビニの窓にとまっていましたが、
ちょっと飛んだ時に、翅の中が黒く見えたので慌てて採集しました
(翅の中=腹部背面は、ミナミは黄緑色。ちなみにツヤアオはやや赤色)
気を付けて探す人はなかなかいない思いますが、これも貴重な記録だと思っています。
今後もミナミかアオクサか、鹿児島でデータをとっていけたら面白そうです
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