ニシキンはツゲがお好き
2齢幼虫になったニシキキンカメムシ(略してニシキン)ですが、
幼虫は、2齢になって初めて餌を探し始めます。
小さなタッパーの中を、縦横無尽に歩き回り、なかなか蓋を開けられません。
ただ、夜になると集合性を持つため、その時がチャンスです。
今回は、動き回る間でも、何とか蓋を開け、水でもどした大豆と、
近場で採ってきたハマヒサカキの実を試験的に入れてみました。
ニシキンたちは、最初はそんなのお構いなしに、タッパー内を歩き続けて、
時にはハマヒサカキの実を吸おうとするものもいました。
大豆には見向きもしません。ニオイがダメなのかな?
しばらく放置して、それから覗いてみると…
幼虫たちは1個のツゲの実に集中していました。
やっぱりニシキンはツゲがお好き…のようです
ただ、しばらくはこのおまけのツゲの実でしのげそうですが、
今後は代用品をあれこれ試してみなければなりません
近所でツゲがある場所は何か所か見つけているのですが、実がついていません。
「図説カメムシの卵と幼虫」によると、クワ、コウゾ、大豆、ビワなども
挙げられています。
ツゲがあれば一番いいのですが、明日はクワの実を投入予定です
ツゲの実を集めるのは大変ですね。幸い、福岡には生け垣に結構ツゲを使っているので、なんとか餌集めは出来そうです。
ただし、夏場になって実が無くなったらどうしましょう?夏までには終齢になってくれるのでしょうかね。さっぱりわからないのが不安でもあり、楽しみでもあります。うちは4つの小さな命を預かったので、大切にしたいです。
投稿: 金太郎 | 2012年6月28日 (木) 22:20
金太郎さま
約40日ほどで5齢(終齢)幼虫になり、
幼虫の活動期は10月頃まで。その後、幼虫越冬のようです。
私も虫村さんが一緒に入れておいてくれたツゲの実がダメになったら…もう大変です。
ツゲじゃなきゃダメ…というわけではないはずなので、
今は急いで代用品を模索中です。
本に書いてある植物の実は、可能な限り採集して与えてみます。
その他もいろいろ試してみて、何かいい発見ができたらと思います。
金太郎さんも一緒に楽しみましょう
投稿: rurin | 2012年6月29日 (金) 00:11