栗野岳調査会(昆虫)
2011/7/9~10、2日間にわたって、鹿児島昆虫同好会による
栗野岳調査会が行われました。
栗野岳は普段は保護目的による採集禁止地域となっていますが、
年に一度、ここで発生しているシジミチョウの調査が第一の目的として、
解禁日(?)が設けてあります。
このシジミチョウは早朝活動するので、みなさん前夜から泊りがけ=灯火採集も
楽しみながら、調査に参加します。
長男と私は、9日午後からの参加となりました。着いてすぐは暑くて暑くて…。
とりあえず、枕木階段を登ってみることにしました。
この展望台の裏にある林の中では、ヒグラシが大合唱
姿は見ますが、撮影がなかなかできませんでした
しばらくウロウロして、階段を降りると、脚はガクガクになりました
駐車場付近では、M原さんが夕方にも少し出現するらしいシジミを探していました。
そうこうするうちに、だんだん夕暮れが近づき、早めの夕飯をとりました。
その間、そこの駐車場では蛾がご専門の福田輝彦先生による灯火セット、
そして鹿児島大学の生研セットが組まれました。
夜になると、いよいよ灯火が始まりました
飛来する数は、例年より少ないようでしたが、ポツポツいい虫が来ました。
ダイコクコガネは皆さん憧れの糞虫だったようですが、数頭飛来、採集されたようです。
長男も遅くまで起きて待っていましたが、後でミヤマクワガタ(オス)を側溝で拾って
大喜びしていました(私はもう車の中で寝ていましたが…
)
普段はここではできない灯火採集に、大人も子供も大はしゃぎ?楽しんでいたようです。
翌朝、私はK井先生の声で目が覚め、起きると灯火セットは片付けられている最中でした。
眠い目をこすりつつ、朝7時前にはそのシジミチョウ調査が始まりました。
カシワの木を叩きながら、チョウが飛び出すのを見つけます。
残念ながら、今回は採集はできませんでしたが、私も「あれかな?」という目撃だけで
終わりました。高すぎて、網も届きませんでしたー
代わりにそこで見つけた活動前のモンシロチョウです(朝7時過ぎ)
シジミチョウの調査が終わり、朝食を摂って少しゆっくりしてからの下山となりました。
長男は一緒に集まっていたお子さんたちとすっかり打ち解け、仲良くなり、
前日に仕掛けたトラップを見に行ったり、遊んだり、楽しそうでした
やや睡眠不足なこと以外には、何のストレスもなく、ただただ虫の世界を満喫した
2日間となりました
いろいろ楽しいお話を聞かせてくださった会員の方々、今回担当幹事の三原さん、
本当にありがとうございました。お疲れ様でした。来年も行けたらいいなと思いました
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