ヒメヤママユ(蛾)の成長過程
ミノムシのお礼にいただいたヒメヤママユ(蛾)の幼虫が3匹、
すくすく育っています 今回はその成長過程をご紹介します。
2齢幼虫(2011/3/22) 脱皮直後の3齢幼虫(2011/3/24)
ここまでは黒いボディに赤い斑紋があるのですが、4齢から一変します。
全体が美しい黄緑色になり、毛がフサフサしています。(2011/3/27)
3匹の幼虫のうち、もともと1匹が先に大きくなっていたので、サイズが違います。
先に終齢になっていたものが元気がない…
死んじゃうのかと思いましたが、翌日には繭を作り始めていました
サイズを比較してみましたが、終齢のときに55ミリもあったのが、
蛹化前には4齢幼虫と同じくらいに小さくなりました。
このケースは「おぼろ豆腐」が入っていた容器を逆さまにしてドーム型にして
使っています。そこにいきなり繭を張り始めたので、キッチンペーパーを入れました。
繭は1~2日で形(?)になりました。でも、スケスケです
3日間ほど、ヨレヨレの体で横たわっていたので、またも死んだかと思いましたが、
繭の中で4日目に、ようやく蛹化しました。元気にピクピク動きました
あんなに大きかった体が縮んで、蛹は25ミリくらいしかありません。(2011/4/11)
残りの2匹は現在60ミリほどに育ち、サクラの葉がすぐになくなるほどよく食べます。
また近いうちに繭をつくるのかも?
下痢みたいな糞を見つけたら、キッチンペーパーを入れようと思います。
ヒメヤママユは秋の蛾なので、それまでは蛹のまま過ごすと思いますが、
またいつか立派に羽化してくれたら、ご紹介したいと思います。
繭ってどうしても蚕の真っ白な繭を連想してしまうのですが、こんなスケスケの繭もあるんですね。
ひょっとして暑さ対策?
これだと暑い夏も無事乗り切れるでしょうね。
投稿: hayenokaze(南風) | 2011年4月13日 (水) 16:23
南風さま
なるほど 「暑さ対策」なら分かりますね
ただ、自然界ではどんなところにこんな繭を作るのか知りたくなりました
飼育ケース内だと、ここに作るしかないですからね…
ヤママユはもっとしっかりした丸い卵みたいな繭を作るようですね。
シンジュサンは葉裏に張り付くような…繊維の密度が高い繭でした。(また今度載せます)
繭にもいろいろなタイプがあり、おもしろいですね
投稿: rurin | 2011年4月13日 (水) 22:43