ヒメツチハンミョウ
長崎からの帰り、長崎自動車道の川登SAで休憩中、
コンクリートの上を這うように歩いていたヒメツチハンミョウを採集しました。
この昆虫は早春に現れるそうで、これは新成虫だと思います。
この個体はオスです。オスは触覚が肥大していて、ほっそりしています。
メスはひとまわり大きく、卵をもっているとお腹がパンパンに膨らんでいるそうです。
光にあたると、体は紺色に輝きます。羽は退化していて飛べません。
しかし、むやみに触ると毒があるので、そーっとケースに誘い込むようにして
採集しました。「カンタリジン」という物質が体液に含まれていて、
皮膚に付くと炎症を起こすらしいです
昨年秋、同じくツチハンミョウ科のマメハンミョウという虫を採集した時、
ある先生から「毒」があることを教えて頂きました。
今回はそのことがあったので、用心することができました。
残念ながら鹿児島での採集ではありませんので、標本にはしますが、
またどこかで出会えたらいいなと思います
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