テントウムシ
今朝のワイドショーを見ての感想になります。
19日、天皇ご一家が横浜にある「こどもの国」をご訪問されたというニュース。
悠仁さまが生きものに大変興味があられて、職員にも質問したり、
越冬するテントウムシを手に乗せて観察されたとか…。
皇后さまが悠仁さまの手にテントウムシを乗せて差し上げる場面には
感動しましたが、その前に職員がプラスチックのケースに何か(虫を)入れて
差し出したのには驚いてしまいました
実際に観察するには、よほど危なくなければ手にとってみるのが一番です。
いまどきは小さな昆虫も苦手という子供が多い世の中…
気を使ってケースに入れたのだと思いますが…
そんな中、皇后さまの自然なご振る舞いに感動した次第です
それから、「探そう!ニッポン人の忘れもの」というコーナーのある番組で、
今日はおもしろい作文を書いた方の弟さんが紹介されていました。
昔、作者が昆虫採集をする中、自分は「セミシリーズ」と決めていて、
夏休みに何十匹ものセミをつかまえ、標本にしたのだそうです。
すると、父親に「どこで捕った?」と聞かれ、捕った木に連れて行ったら、
その木に父から縛られたという話。(今ではありえないような話ですが)
夕方途方に暮れて泣きたくなった頃、父親がほどいてくれたそうですが、
なぜ縛られたかを問い、分からずにいると、「捕るのはオスメス2匹でいい」と。
命の大切さを教えてもらう一場面でした。
しかし、そのつづきを考えてみようというのが、この作文の作者の弟で
小学校の先生をしている方でした。
「昆虫採集で虫が減ったのか?」という問いに生徒たちは考えます。
「違う。大人が減らしたんだよ」と教えます。温暖化、環境破壊、開発などです。
「手の中で命がなくなっていく…、それを見て、環境を考える大人になってほしい。
虫取り少年にはこれからも頑張って欲しい」
とのメッセージが込められていました。
なぜ昆虫採集がいいのか。
親子で触れ合う楽しい時間も多くなるという利点はもちろんのこと、
便利な世の中には犠牲も多く払われていることを考えながら、
自然を大事にする気持ちを持ち続けて成長して欲しいという願いがあります。
いろんな感性を磨いて、ものごとを考える力がついてくれたらと思います。
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