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2012年2月 4日 (土)

真の虫屋への道

久しぶりにハチっ子さんと一緒にフィールドに出ましたup

今回はU野氏もお誘いして、森窯へおじゃますることに…。

Rimg0103

着いてすぐに、薪割り場に置いてある木材の樹皮間から幼虫を見せてくれました。

Rimg0097

すぐに出てくるニセシラホシカミキリの幼虫…。毎度のことでも、びっくり…coldsweats01

Rimg0102 幼虫

今回は初心者向けのカミキリ幼虫探し講座(第1回?)でした。

その辺にある材を拾う。ナタで樹皮を削る or 材を割る。食痕を探す。幼虫発見。

森氏は長年の経験とカンで、次から次に材から幼虫を出して見せてくれました。

植物や菌類を熟知、さらにカミキリごとに違う生態についても熟知されています。

だからこそできる「神業」shine

森氏にとって「珍品」と言われる種類は、「普通にいるけど見つからないだけ」dash

「生態を知っていれば得られる」のだそうです。…すごいsweat02

森氏と一緒にいると、そこらじゅうに虫が隠れていて、いくらでも採れそうな

錯覚を起こしてしまいますsweat01

でも、それは森氏が自然をじっと観察しているからheart02

畑の中には、次の成虫が産卵に来るための材木が切って置いてあったり、

適度な照度を保つ伐採も、人為的に自然な流れで行われていました。

Rimg0121

Rimg0126 材を運ぶU野氏

ひと通り畑を見た後は、山に登りました。すぐ脇にある山…です。

0204 七つ道具を腰に巻く森氏

こちらの藪入りはかなりハード。登りはまぁまぁでしたが、下りが厳しかったです。

Rimg0160 ハチっ子さん気を付けて

それでも、なんとか山歩きを楽しみましたが、途中途中に出くわすカミキリの

食痕や脱出口…。山には虫がいっぱいです。当たり前?しかし激減しているそうですdash

いろんなバランスが崩れてきているので、その連鎖でおかしくなっているみたい。

森氏の視点は、少し他と異なるから素敵です。小学高学年あたりから始めた虫の世界。

それ以来ずっと虫屋として続いているのは、自ら「気付く」「発見する」楽しみを知って

いらっしゃるからですね。虫を見つけるのが楽しいだけではなく、その虫についての

生態を試行錯誤しながら調べていく、見つけていけることが真の虫屋だと思いました。

ただ成虫を追い求めてコレクターになると、終わりが来てしまいますが、

誰も知りえないことを自らが見つけられる楽しみを、私たちもやっていけたらいいなと

思いました。何年かかってもいいし、何年でもやっていけそうだからheart02

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