昆虫少年との出会い
次男(小1)が、サッカーを習っていて、今日はその試合日でした。
吹上浜海浜公園にて、朝8時集合、午後4時解散…長い一日でした
試合観戦の合間、娘(年中)が遊具で遊びたいというので、少し席を外しGO
なのに…この母親(私)は、娘が遊具で自由気ままに遊び始めると、
自分もすぐ近くのプール(池)の中をチェック…。生き物探しです…
枯れ枝で、水底に溜まった枯葉などをゆっくりかきまぜると、ヤゴの死骸が…。
ウスバキトンボの終齢だと思われます。まだ死んだばかり?完品でした。
ふと気が付くと、隣に少年が立っていました
あ、やばい?変なおばちゃんがいると思ってる?
案の定、「何をしているんですか?」と聞かれました。
すぐにその死んでいるヤゴを見せると、すごくいい反応 見入ってくれました
そして、自分も水の中の生き物に興味があり、さっきから何かいないか探している…と。
さらに向こう岸でヤドカリみたいな貝を見つけたから、見てほしいと言われました。
ヤドカリ??…微妙に思いましたが、残念ながらそれはもう見つかりませんでした
でも、その場所で、少年は目をキラキラさせながら、一緒に生き物探しをしてくれました。
私が虫のことをいろいろ話していたら、「ぼく、大きくなったら昆虫博士になりたいんです」と
言い出しました ホントにー なんて可愛いんでしょう
「学校では生活の教科書が一番好きです。いつも見ています」と言います。
彼はD小の2年生。話をしていると、本当によくいろいろ知っていました。
一緒に見つけたのはこんな生き物。
他にも赤虫や、よく分からない小さな虫(ボウフラ?)を見つけました。
語りながら、彼も小さい虫を本当によく見つけます
時々、私が手で掬ってよく見せてあげると、いろんなことに気付いてくれます。
コマツモムシは背中が白いことに驚いていたので、「翅があって飛べるんだよ」と教えると、
びっくりしてくれました。「アメンボも似たような仲間だよ」といえば、「似てますね!」と。
リアクションがとてもいい子供でした
イトトンボのヤゴのような生き物も、手の上で動いているのを観察したあとは、
「ぼくは殺したりはしません。観察するのが好きなんです。もう逃がしていいですよ」と
言ってくれました。
「ぼくは学校ではこんなことばかりしていると馬鹿にされます。でも、持久走は早いんです」
「どちらも素敵なことだね。生き物探しも好きなだけしたらいいよ。足も早いんだね」
「はい、持久走は得意です」…少年の純粋な目がとても素敵でした
「また君に会いたいな。いつかまた会えるといいね」と、本当にそう思って別れました。
その子はサッカーで来ていたけど、「出番がないから、天気もいいし、生き物探しが
出来る方が楽しいから」と、そこを訪れていただけでした。
時間的には短いふれあいでしたが、こんな子が少しでいいから、育っていってほしいと
とても感動したひとときでした
まだまだ各地に昆虫博士予備軍がいるのですね。頼もしい限りです。この彼もいい影響を受ける先生とか虫先生とかに出会ってほしい限りです。まずはrurinさんに出会えたこともラッキーだと思います。
投稿: 金太郎 | 2011年12月27日 (火) 22:51
金太郎さま
本当に涙が出そうなほど、純粋でイイ子でした
可愛過ぎて抱きしめたくなりましたが、変質者に思われるといけないので、我慢しました
またサッカーの試合の時に出会えないだろうか?と期待しています
この子に、「何かあったら博物館の先生を尋ねなさい」と言っておくのを忘れました
今度出会えたら、絶対に伝えます
投稿: rurin | 2011年12月28日 (水) 00:42