大型連休に突入!?とりあえず今日はその初日です。
長男が体調をくずして学校を休んでいたばかりですが、
運良く?GW前に回復…家族で吹上浜へ潮干狩りへGOでした
数日前にフリーペーパー(リビングかごしま)の1面で
特集されたばかりとあって、この晴天、ものすごい人で賑わっていました。
砂浜では多くの人たちがあちこちで砂を掘り、私たちはいつものポイントで
ひたすら掘り続け、まぁまぁの量をとることができました。
個体ごとにさまざまなデザインがほどこされ、掘り出すたびに「ほぉー」と
眺めてしまいます。
でも、今夜は砂抜きして、明日はおいしい「貝汁」になってもらう予定です。
自然の恵みに感謝~
先日の薩摩川内市(藺牟田池)の後、昼食をとった場所で、
帰ろうとしたらマダラアシゾウムシを見つけました
もう本当に偶然、車に乗り込もうとした際に、後ろドアの下にいただけ。
コンクリートの上でしたが、ボコッとして影ができていたので分かりました。
拾い上げてみると、手のひらでコロン…死んだふりです
おもしろいので、コロン、コロンと転がしてみました
とても昆虫には見えません
これは敵から逃げるときの「擬死」パターン。
他にも「落下」、「威嚇」、「アクション(汁を出す、ニオイ他)」、
「擬態」、「高速移動」など、虫によって様々な方法があります。
しばらくすると、手脚が伸びて、のそのそと歩き始めました。
ゾウムシ、特にこのマダラアシゾウムシは上翅が固く、
標本にする際に素手では針がさせませんでした。
ペンチで補助したことがあります。
今年は針は刺さずに、プレートに乗せるだけにしようと思います
先日孵化したナガメ(カメムシ)の赤ちゃんが、
ついに2齢幼虫になりました。脱皮を確認したのです。
孵化したときの記事はこちら ↓
http://rurin.synapse-blog.jp/neocountry/2010/04/post-2d19.html
私があまり手を掛けなくても、ベビーたちはいつの間にか
入れていたモモの葉の裏に寄り集まり、数日間じっとしていました。
ふと見ると、5頭の集団が増えているように思いましたが、
増えたのではなく、脱皮をし、
新2齢幼虫とその脱殻になっていたというわけです
他の場所でも単体で脱皮をし、歩き出す元気な2齢幼虫もいました。
2齢幼虫は体長2ミリ弱くらいです。
そして、またさらに2軍の卵塊が孵化しました 8粒ありました。
本当に小さな小さな1ミリにも満たないベビーたちです。
まだ3軍も孵化待ちです。3軍は10粒あります。
しかし、昆虫たちは自由です
カメムシ御殿(飼育小屋)の中を常にあちらこちら移動しています。
そして2齢幼虫たちは、ちゃんと菜の花にたどり着き始めました。
菜の花にたどり着いた者たちは、そこで落ち着いているようです。
さすが菜の花のカメムシ、ナガメです。
これから吸汁しながら成長するのでしょうね
先日の藺牟田池の帰り、内之尾の棚田に寄りました。
サナエトンボがいないかなぁ?と思ったのですが、残念
代わりに、川の近くでシロオビアワフキの巣(泡)を見つけました。
シロオビアワフキとは、セミを小さくしたような、
ヨコバイを大きくしたような、体長1センチくらいの昆虫です。
幼虫は泡を作り出して、その中で植物の汁を吸って成長します。
この辺りの崖にある植物、種類は問わず、なんにでも、
たくさんの泡があちこちについていました。20個以上あったかも。
この泡の中には、黒とワインレッドの5ミリくらいの幼虫がいました
残念ながらその写真を撮り損ねましたが、4泡、お持ち帰りです
10センチくらいの雑草についているものを引き抜き、雑草ごと…。
しかし、残念なことに、幼虫はずっとこの泡の中に隠れているとばかり
思い込んでいたら、いつのまにか「もぬけの殻」になっていて、
幼虫はどこかに移動していました。泡もしぼんで消えかかっています。
自宅で幼虫より大きな穴の開いている飼育ケースに入れて置いていたため、
2頭は部屋の中で乾燥死しているのを翌日発見。残念なことをしました
1頭は行方不明。さて、残りの1頭は…
飼育ケースのすぐそばに置いていた、アマミナナフシのところに
運よくたどりついていました
野バラ&スミレの苔玉を登っていったのでしょう。
気がつくと、そのスミレの根元に立派な泡泡の巣を作っていました。
本当にホストにする植物にこだわりはないようです。
泡が新鮮ということは、中で元気な証拠でしょう。シルエットが見えます。
しばらく観察の楽しみができました
昨日のつづきになりますが、藺牟田池での観察会で出会った
カメムシの仲間、ヨコヅナサシガメ(横綱刺亀)の話です。
前方を歩いていた塚田先生と、小学生の子が桜の木の幹を見ながら
何か話をしているようでした。
私もそこへたどりつき、何を見ていたのかと思ったら、
とーーーっても見てみたかった脱皮直後の真っ赤なヨコヅナサシガメでした。
もうテンションがあがり、すぐに撮影してしまいました
気がつくと、周辺にはヨコヅナサシガメの集団がありました。
脱皮前のものや、脱殻、新成虫など、幹を見れば見るほどみつかります
ヨコヅナサシガメはスカートみたいな白いヒダヒダが特徴です。
ボディも真っ黒でツヤツヤしています
よく桜の木で幼虫を見つけていましたが、桜に限らずいたる所にいるようです。
桜の木では、ムネアカアワフキも確認できました。結構たくさんいました。
藺牟田池は本当にのどかで、サイクリングしても、歩いて回っても
とても心落ち着く場所に思います
昆虫も植物も多岐にわたり、季節ごとにいろんな発見をすることができます。
今年はベッコウトンボが出てくるのが遅れているようですが、
出てきたらまた出かけてみたいと思います
毎年、薩摩川内市藺牟田池で行われている
「ベッコウトンボ観察会&クリーンアップ作戦」に参加してきました。
例年ならすでに「観察会」として、参加者はベッコウトンボを見ることが
できるのですが、今年はまだベッコウトンボの発生が確認されておらず、
本日は「探す会」のようになってしまいました。
残念ながら、今日もベッコウトンボは確認されませんでした。
しかし、過去何度か4月26日、28日と、遅い発生年もあったそうなので、
今年もそんな感じで遅いだけなのでは…と、数日後を期待しつつ…。
総勢20名ほどの参加者があったようですが、みなさんゴミ袋を片手に、
藺牟田池を一周歩きながらいい運動になったのではないでしょうか?
ゆっくり歩くといろんなものが見えてきます。
ベッコウトンボは確認できませんでしたが、トンボではこんな感じ。
オオヤマトンボはちょうど羽化したばかりの個体が、
必死にツツジの植木によじ登ってきたのを発見し、
みんなで観察することができたのですが、
小さい子に軍手で掴まれてしまいました
近くではその脱殻も見つかり、それも他の子にはずされてしまいましたが、
小さい子の好奇心に歯止めはかけられませんね
興味津々だったのでしょう。とてもいいことです。
他にも小さな虫たちを見つけ、春の風を感じてリフレッシュできました。
草むらにたくさんいたヒラタアオコガネ アザミにもぐるコアオハナムグリ
目の前に飛んできたカメノコテントウ おびただしい数のヤナギハムシの蛹
ギンイチモンジセセリは見かけませんでしたが、
チャバネセセリがいたので撮影しようとしたら、次々にハチの仲間が訪花
思わぬスリーショットになりました
続きはまた明日以降でご紹介したいと思います
現在、うちでは9種類の昆虫を飼育しています。
しかし、今日8種類に減ってしまいました。
今朝、大事にしていたヒメカマキリがぐったり…。
夕方にはもう息絶えていました
昨夜、元気がなくて、餌不足だったのかととても心配していましたが、
生餌を差し出しても眺めているだけで、捕ろうともしませんでした。
割り箸で近くにもっていった時に反射でカマを振りましたが、
まったく食べませんでした。何か悪い餌でもあげてしまったのでしょうか…
毒虫を与えてしまったのか、ハエばかり与えたので病気になったのか
脱皮も1回だけでとても気の毒でしたが、きれいに残してあげたいです
そしてオオキンカメムシもオスのみ2頭、昨日と今日、命尽きました。
これは寿命だったのだと思います。
先日、ナガメの赤ちゃんがたくさん生まれたばかりで喜んでいたのですが、
同日その母親が息絶え、命のバランスを思い知らされました
できる限りのことをしながら観察を続けていますが、
この経験が今後に活かされるとともに、
いつか何かに役立つものと信じたいです
成虫になるということの難しさも痛感します
それをお世話するということも、人間のエゴかもしれませんが、
子供たちとこれからも大切に大切に、一緒に育てていきたいです
ついにナガメの卵からベビーが誕生しました
ナガメとは、春、菜の花にくる体長1センチ前後の赤と黒の模様をした
小さなカメムシです
ナガメ成虫→ http://rurin.synapse-blog.jp/neocountry/2010/04/post-73d0.html
3月28日にペアを採集、ケースに入れている間に交尾を確認、
産卵は4月6日だったので、16日目での孵化となります。
2列に並んだ卵の横に、小さな黒い粒粒がひしめき合っていました。
しかし、発泡スチロールの壁に産卵していたので、
それごと周囲をカッターでえぐるように削ると、パラパラとベビーたちが
飛び散ってしまい、大変なことに
ティッシュに掴まらせてすくい上げ、菜の花の近くに移動させました。
なんとも手間がかかりましたが、その苦労もむなしく、
またベビーたちはそこから落ちたり、降りたり、
好き勝手な場所へ移動して、散り散りになってしまいました
乾燥を防ぐために、湿らせたキッチンペーパーを敷きましたが、
数頭がその上に留まっているだけです。
私が慌てて菜の花の近くに移動させなくてもよかったのかもしれません。
小さいけれど、本当によく歩き回るんですね
これもすべてが成虫になるとは限りませんが、
少しでも成長する姿を観察できたらいいなと思います
それから不思議なことに、偶然なのか必然なのか、母親のナガメは
それと引き換えに命尽きてしまいました。産卵後は自由に動き回り、
子育てをするカメムシではありませんでしたが、ベビーたちの
誕生を見届けてから命を全うしたような姿でした
最近のコメント